
チームリレーは1人あたりの負担が最も軽いカテゴリですが、「誰がどの種目を担当するか」の割り当て次第でチーム全体のタイムは大きく変わります。ここでは基本ルールと、4人チームでの割り当ての考え方を整理します。大会ごとの走順や引き継ぎの具体的な運用は年度・大会によって規定が異なることがあるため、詳細は必ずエントリー時の公式ルールブックで確認してください。
リレーの基本ルール
- 4人1組でチームを組みます
- 1人あたり1kmのランを2本、種目を2つ担当します
- チーム全体では合計8kmのランと8種目をこなします。総距離・総種目数は他のカテゴリと同じです
1人あたりの運動量はシングルの4分の1程度になるため、運動経験の異なるメンバーが混在するチームでも成立しやすいのが特徴です。
種目をどう割り振るか:4つのタイプに分けて考える
8種目は負荷の性質によっていくつかのグループに分けられます。メンバーの得意分野に合わせて2種目ずつ割り振ると、チーム全体の失速を防ぎやすくなります。
| 種目グループ | 該当する種目 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 心肺持久力型 | スキーエルグ、ローイング | ランが得意、有酸素運動に自信がある人 |
| 瞬発力・パワー型 | バーピーブロードジャンプ、ウォールボール | ジャンプ動作や筋トレ経験がある人 |
| 押す・引く力型 | スレッドプッシュ、スレッドプル | 下半身の踏ん張りに自信がある人 |
| 握力・持久力型 | ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ | 握力・体幹の持久力に自信がある人 |
同じグループの2種目を1人にまとめて担当させると、練習でもその2種目に集中でき、効率よく仕上げられます。逆に、全メンバーが同じ得意分野に偏っている場合は、苦手なグループを誰か1人が「割を食う」形で引き受けることになるため、事前にメンバー全員の得意・不得意を洗い出しておくことが重要です。
握力・持久力型の種目(ファーマーズキャリー・サンドバッグ)を担当するメンバーに。
アンカー(最終走者)は誰にすべきか
多くのチームが最後の走者に「精神的なプレッシャーに強い人」「チームを鼓舞できる人」を置く傾向があります。体力的な優劣だけでなく、レース終盤で観客やチームメイトの声援を力に変えられるタイプかどうかも、アンカー選びの判断材料になります。
リレーならではの注意点
- 待機時間が長い:自分の番が来るまでの待機時間が他カテゴリより長くなりがちです。体が冷えないよう、持ち物リストの防寒対策を参考にしてください
- 引き継ぎのタイミング合わせ:次の走者がスタート位置にいないと余計なロスが生まれます。前の走者が残り1種目に入った時点で準備を始めるなど、チームで合図を決めておくと安心です
- 1人だけ気合が空回りしない:自分の担当区間だけに集中しすぎず、チーム全体の順位・タイムを意識して声をかけ合うと一体感が生まれます
練習は「担当2種目」に集中してよい
リレーの利点は、1人が全8種目を練習する必要がない点です。自分が担当する2種目(できれば同じグループの2種目)を重点的に練習すれば、限られた時間でも本番の負荷に対応できます。12週間かけて全種目を仕上げる必要があるシングル・ダブルスの練習メニューと比べて、練習の負担を大きく減らせるのもリレーの魅力です。
メンバー集めのコツ
4人という人数がハードルになりがちですが、運動経験がバラバラでも成立するカテゴリなので、職場やサークルの「運動は苦手だけど一度体験してみたい」というメンバーを誘いやすいのが特徴です。1人でも見つからない場合は、パートナーの探し方で紹介しているSNSでの募集方法も参考にしてください。
カテゴリ全体の違いや年齢別部門についてはカテゴリの選び方、種目ごとの重量・仕様は8種目と重量表も合わせて確認してください。


